『Auld Lang Syne』三重公演チラシ

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渡辺源四郎商店第37回公演/Mゲキセレクション
『Auld Lang Syne』(オールド・ラング・サイン)』

作・演出:畑澤聖悟
2023年1月28日(土)・29日(日)@三重県文化会館小ホール
出演:山上由美子、音喜多咲子、下山寿音、沼畑枝里、東さわ子(劇団東演)

【ご挨拶】
 Auld Lang Syne(「オールド・ラング・サイン」もしくは「オールド・ラング・ザイン」)は、古くからスコットランドに伝わる民謡で、新年のカウントダウンや披露宴、誕生日などで歌われる。いわゆる乾杯の定番ソング。旧友と再会し、思い出話をしつつ酒を酌み交わす内容の歌詞だから当然といえば当然である。日本人には「蛍の光」の原曲と言えば話が早い。無条件に別れを連想するのは卒業式で必ず歌うからだろう。デパートでこれが聞こえたら家路を急がねばならない。
青森と函館を結んだ青函連絡船において、出港時の船内でこのメロディが流れていた。 開戦前の1941年(昭和16年)、乗客の船出の不安を取り除こうと流していた飛鸞丸出航時の日替わりBGMがたまたま「蛍の光」だったとき、乗客がすすり泣いたという。このことから定番となった。戦争が始まると「出征兵士の見送りに相応しくない」との軍の指示により一時中断したものの、戦後復活し、1988年(昭和63年)の終航まで続けられた。出航のもの悲しいムードには別れの歌がぴったりである。
 さて、80年の歴史を持つ青函連絡船の嚆矢は比羅夫丸と田村丸。日本鉄道がスコットランドのウィリアム・デニー・アンド・ブラザーズ社に建造を発注し、1908年(明治41年)に就航した2隻である。日本に初めて導入される最新鋭のタービン船であり、バルチック艦隊を破った帝国海軍にもこれより速い船はいなかった。日露戦争に勝った日本は世界の一等国の仲間入り。近代化はどんどん進んでゆく。北海道とその北にある樺太は、開拓者にとって「夢の島」だった。人も物もどんどん運ばなくては間に合わない。
 比羅夫丸と田村丸が青函連絡船として活躍した16年間は日露戦争後から第一次世界大戦を経て昭和にいたる怒涛の時代である。 スコットランドで建造され、日本の物流を支える主役となった比羅夫丸と田村丸。スコットランドで生まれ、歌い継がれ、日本の別れを象徴する「蛍の光」となった「Auld Lang Syne」。重なり合う2つの物語をモチーフに、津軽海峡から見た明治、大正、昭和を描いてみたいと考えている。お楽しみ頂ければ幸いである。

2022年10月1日
渡辺源四郎商店店主 畑澤聖悟

2023年1月28日(土)14:00
2023年1月29日(日)14:00

※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。
※22歳以下のお客様は、当日の受付で年齢が確認できる証明書の提示が必要となります。必ずご持参ください。

前売券発売開始 2022年12月3日(土)

【料金(予約・当日共)整理番号付き自由席】
◎料金:一般2,500円、22歳以下:1,000円
※22歳以下チケットは受付にて要証明
※未就学児入場不可
▶託児サービス(有料・予約制・先着順)
1/29(日)の回は託児サービスをご利用いただけます。 対象:0歳3ヶ月から就学前のお子様
公演2週間前までに三重県文化会館チケットカウンターへお申込ください 。

三重県文化会館小ホールの地図

三重県津市一身田上津部田1234
近鉄名古屋線・JR紀勢本線・伊勢鉄道 「津駅」西口より三重交通路線バス(系統番号89)約5分/徒歩約25分
伊勢自動車道「津ICより約10分/「芸濃IC」より約15分
●本公演は三重県のガイドラインにおける「主催イベントの開催基準」に則り開催いたします。感染症対策についてはご来場前に三重県文化会館ホームページをご確認ください。
●今後の社会情勢により公演を中止・延期する場合がございます

【チケット取り扱い】
◎三重県文化会館チケットカウンター(窓口・電話予約) TEL:059-233-1122
◎WEBチケットサービス エムズネット https://p-ticket.jp/center-mie/
◎渡辺源四郎商店WEB https://www.nabegen.com/
お問い合わせ 三重県文化会館チケットカウンター
TEL 059-233-1122(10:00~17:00/月曜または月祝翌平日休館)

【三重公演以降の予定】
2023年2月17日~19日@こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)
2023年2月 配信予定

チケット予約

【 スタッフ 】 ○ドラマターグ・演出助手:工藤千夏 ○舞台美術・宣伝美術イラスト:山下昇平 ○舞台監督:中西隆雄 ○音響:藤平美保子 ○照明:中島俊嗣 ○プロデュース:佐藤誠 ○制作:秋庭里美、奈良岡真弓、福嶋朋也、木村知子、佐藤宏之、渋井千佳子 ○宣伝美術:工藤規雄+渡辺佳奈子
【 協力 】劇団東演、原田伸一、葛西鎌司、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、NPO法人あおもりみなとクラブ、一般社団法人進め青函連絡船、青森県立郷土館、東光不動産、アップルビジョン、Griffe Inc. 山北舞台音響、ステージ・ライティング・スタッフ、ステージワンぷらす、ジパング、シバイエンジン